NBA: 2018-19 ブルックリン・ネッツ
2017-18の成績
28-54 12位
予想順位
10位
主な退団選手
ジェレミー・リン
ニック・スタウスカス
ティモフェイ・モズコフ
ローテーション(赤字は新加入)
スペンサー・ディンウィディー
シャバズ・ネイピアー
アレン・クラブ
ジョー・ハリス
ロンダエ・ホリス・ジェファーソン
デマーレイ・キャロル
ケネス・ファリード
ジャレット・アレン
HC
ケニー・アトキンソン
分析
若手有望株
ネッツがトレードで複数の一巡目を放出して焼け野原状態になってから、わずか数年で若手有望株を複数人揃える魅力的なロスターを作り上げたのはさすが。自前のドラフトが少ない分、高年俸の選手を引き取りつつ、若手を獲得することができました。中でもラッセルはレイカーズ時代よりものびのびプレーしていて、成績を伸ばしています。ドラフトでもジェファーソンやアレンなど、確実に当てています。彼らの成長が一番の補強でしょう。
怪我
ラッセルを筆頭に、怪我に弱い選手が多い印象です。無事これ名馬といった言葉の通り、優れている選手でも試合に出られなければ意味がありません。今シーズンは怪我なくプレーすることがチーム浮上の鍵になるでしょう。
プレーオフ??
順当にいけば、現時点でネッツはプレーオフレベルの戦力を有していませんし、キャロルとファリードの契約が切れる今オフもしくはクラブの契約が切れる来オフに有力FAを加えてプレーオフを狙う戦略でしょう。しかし、若手の成長度合い、特にアレンはリーグ屈指のセンターになれるポテンシャルを有していると思うので、彼を筆頭としたプロスペクトが予想を上回る実力を発揮すれば、今シーズンのプレーオフ進出もあながちなくはないのかもしれません。
NBA: 2018-19 ボストン・セルティックス
2017-18の成績
55-27 2位
予想順位
1位
主な退団選手
シェーン・ラーキン
グレッグ・モンロー
ローテーション(赤字は新加入)
カイリー・アービング
テリー・ロジアー
ジェイレン・ブラウン
マーカス・スマート
ゴードン・ヘイワード
ジェイソン・テイタム
マーカス・モリス
アル・ホーフォード
アーロン・ベインズ
HC ブラッド・スティーブンス
分析
厚すぎる選手層
昨シーズンヘイワードとアービングを欠きながらもファイナル進出まであと一歩に迫ったセルティックス。新しい補強はなかったですが、スマート、ベインズの引き留めには成功しました。今シーズンはヘイワードとアービングが復帰し、レブロンが消えたイーストの覇権を握る可能性の高いチームです。また、若い選手が多く、プレーオフを経験した彼らの成長も期待できそうです。
スターター
セルティックスで誰がスターターを務めるのかは正直わかりません。現時点で確定なのはアービングとホーフォードですが、特にウイングの選手は実力が拮抗しています。ただ、非常にアンセルフィッシュな選手達なので、スターターで揉めることもないでしょう。
ディフェンス
セルティックスの中で特に脅威なのはディフェンスです。チームとしてはもちろん、対人ディフェンスも優れている選手がスマート、ブラウン、テイタムと複数人いるため、まさに脅威です。ディフェンスのいいチームはプレーオフでつまづきにくい傾向があるので、プレーオフでも苦労しないチームと言えます。
トレードに関して
ロジアーやスマートなど、他のチームでは先発を務められるほどの実力者が多いため、条件が良ければトレードに応じるかもしれません。補強ポイントとしてはビッグマンでしょう。ペリカンズが応じれば、もしかしたらアンソニー・デービスの補強も考えられます。
NBA: 2018-19 アトランタ・ホークス
2017-18の成績
24-58 15位
予想順位
15位
主な退団選手
デニス・シュルーダー(→サンダー)
ローテーション(赤字は新加入)
トレイ・ヤング
ジェレミー・リン
ケント・ベイズモア
ジャスティン・アンダーソン
ケビン・ハーター
トーリアン・プリンス
ヴィンス・カーター
ジョン・コリンズ
ドウェイン・デッドモン
アレックス・レン
HC
ロイド・ピアース
分析
新加入選手の多さ
ロスターの半分以上を新加入選手が占め、再建を進めているホークス。昨シーズンまでのエースであったシュルーダーを放出して、後釜にドラフトで獲得したヤングを据えました。大物選手の獲得には目もくれずにカーターやリンといった指南役のベテランと、レンやアンダーソンといった有望株を補強しました。ドラフトで獲得したハーターは今年最も優れたシューターであるとの声もあり、有望株です。
トレイ・ヤング
今回ドラフトで獲得したヤングは、ホークスがわざわざ指名権を出してまで順位をあげて指名した有望株です。サマーリーグでは若干不調でしたが、素材としてはカリーレベルとの声もあります。ホークスはヤングをエースとして据えることを決めた様なので、彼が期待外れだと再建は長くなります。間違いなくヤングがホークスの鍵を握っています。大学時代から守備が不安定で、シュートも波が激しいとの評価なので、どの程度改善できるでしょうか。
再建に向けて
各ポジションに若い選手が多く、特にコリンズやプリンスはうまくいけばオールスターも狙える素材です。今シーズンは負ける試合が多いと思いますが、再建に向けて一貫したプランニングをしているので、選手の期待外れを除いてフロントが迷走することはあまりなさそうです。
NBA: 2018-19シーズン順位予想
こんにちは!
今回は来たる2018-19シーズンに向けて、順位予想をしてみたいと思います!怪我であったりトレードなどの補強がありますが、現時点での戦力を元に予測をしてみたいと思います。
WEST
昨シーズンはプレーオフのボーダーラインが47勝と激しい争いが繰り広げられたウエスト。多くのチームが補強を施し、昨シーズンから戦力を上積みしたチームが多くみられる中で、どのチームが勝てるのでしょうか。見ていきたいと思います。
2.ユタ・ジャズ
5.オクラホマシティ・サンダー
10.サンアントニオ・スパーズ
13.メンフィス・グリズリーズ
14.フェニックス・サンズ
15.サクラメント・キングス
と、この様な予想をしてみました。各チームごとの戦力分析で詳しくはやりますが、ポイントとしましては、ナゲッツの躍進とウルブズの低迷を予想してみました。ナゲッツは昨シーズンギリギリでプレーオフを逃した悔しさもありますし、若いチームなので成長が期待できます。ウルブズは戦力的には申し分ないですが、チーム内の不和であったり、エースのバトラーが残り1年で放出もあるので、この順位になっています。下位チームも有望な若手が多いので、上位層に一杯食わせるチームが出て来てもおかしくありません。
EAST
ここ数シーズンはレブロン率いるキャバリアーズ(というよりレブロン)が覇権を握っていましたが、レブロンがウエストに移籍したあと、どのチームがファイナルに進出するのかが見どころです。ウエストに比べて戦力が劣るチームが多いですが、上位層に関しては同等以上の試合ができるチームなので、プレーオフでは有利に働くでしょう。それではみていきたいと思います。
8.マイアミ・ヒート
9.シカゴ・ブルズ
10.ブルックリン・ネッツ
11.シャーロット・ホーネッツ
13.オーランド・マジック
14.ニューヨーク・ニックス
15.アトランタ・ホークス
となりました。まあほとんど昨シーズンと変わらないチームがプレーオフに出ると思われます。というのも、下位チームに関しては、若手育成と上位指名権を狙っているため、勝つための補強というのは今シーズンほとんどありませんでした。主だった選手は昨シーズンの上位チームに多く流れたため、この様な予想になりました。
次から各チームごとに戦力分析をしてみたいと思います。それでは!
NBA: カーメロのロケッツ入団に関する考察
こんにちは!
NBAで実績がありながらここまで所属先の決まっていなかったカーメロ・アンソニーですが、先日噂されていたロケッツ入団が決まりました。ロケッツは昨シーズンチャンピオンチームのウォーリアーズを最も追い詰めたチームです。
カーメロの加入がロケッツに及ぼす影響について見ていきたいと思います。
良い影響
SFの枚数
昨シーズンの先発であったアリーザと有能なロールプレイヤーであるバームーテが抜けたロケッツは、SFのポジションに人材が不足気味でした。実績のあるカーメロの加入は、単純にSFの選手層を厚くできると思います。
契約内容
ベテランで身体能力も落ちているとはいえ、カーメロほどのプレイヤーをベテランズミニマムで取れたことは大きいです。戦術面でカーメロがフィットしなかった場合でも、今後のチームの運用に影響を及ぼしにくい契約になりました。
モチベーション
今までリングを持っていないカーメロにとって、優勝候補であるロケッツでプレイすることは何よりものモチベーションになります。やはりプレイヤーにとって優勝することは何よりもの名誉になるので、カーメロのモチベーションは上がっていると思います。
アイソレーション能力
ロケッツの基本的なオフェンスの形は、ポールとハーデンによるピックアンドロールです。ほとんどのオフェンスがポールとハーデンがボールを持つところから始まるというのは、ロケッツの弱点です。現にプレーオフでポール離脱後、ハーデンに頼り切ったオフェンスをせざるを得ませんでした。カーメロは自分がボールを持ってオフェンスを開始でき、アイソレーションで点を取れるので、ロケッツとしては、上手く組み込めば強力なオプションになると思います。
悪い影響
ディフェンス
カーメロはディフェンスレスな選手です。前任者のアリーザと比べるとディフェンスの質はかなり見劣りします。ロケッツはハーデンにオフェンスを頼る一方で、アリーザという優秀なペリメーターディフェンダーがハーデンの弱点を補完していました。カーメロがディフェンスで穴にならないためには、ハーデンもしくはカーメロ自身のディフェンス意識の向上が必要でしょう。
ボールシェア
カーメロはボールを持ってオフェンスをし、自分で完結するインスタントスコアラーです。そして、ロケッツにはリーグで屈指のスコアラーであるハーデンと司令塔のポールがいます。ポール加入時もハーデンとのボールシェアが不安視されていましたが、ポールとハーデンで噛み合わないということはありませんでした。しかし、こうもボールを持つプレイヤーが集まってくると、オフェンスが停滞して既存のシステムまで壊れてしまう可能性もはらんでいます。まさに諸刃の剣と言えるでしょう。
ライアン・アンダーソンの処遇
ロケッツは、不良債権となってしまったアンダーソンをどう使えるかが鍵になってきます。アンダーソンは典型的なストレッチ4でディフェンスがザルと、カーメロと併用するとディフェンス面で危険でしょう。アンダーソン自体はシステムにもマッチしていますし、少人数ローテを組むダントーニのシステムにとって、怪我を防ぐ意味でも強力なオプションになり得ると思うのですが、カーメロと若干役割が被っているこのフォワードをどうするのでしょうか。
スターティングメンバー
カーメロ自身はサンダーから放出される前に自身は控えでプレーせず、先発でプレーすべきと述べていることから、先発でプレーした方がカーメロ自身のモチベーションは上がりそうです。ただ、ディフェンス面の問題や、アイソレーションを得意とするカーメロの特性は、現状では6thマンが一番向いているのかもしれないです。カーメロがそれを受け入れるのか、ロケッツがどのような判断をするのか見てみたいと思います。
スポットシューターとしての適正
何度も言うようですが、ロケッツのオフェンスはポールとハーデンのピックアンドロールが基本です。そこからキックアウトかインサイドへのパスかアイソレーションという段階に移っていきます。カーメロは残念ながらサンダーでスポットシューターとしての適正を示すに足る成績を残したとは言い難いです。ロケッツとしては周りを固めるシューター陣の確率は高いに越したことはないので、カーメロがそこに苦労するとちょっと心配です。
以上がカーメロ加入によるロケッツのポジティブなポイントとネガティブなポイントです。ポール加入時にも言われていたようにボールシェアが大きな課題でしょう。どうなるのか、ロケッツの手腕に期待しましょう。それでは!
MLB: レッドソックス対ヤンキース4連戦の結果と今後
こんにちは!
激戦のア・リーグの順位を大きく左右するであろう戦いがありましたね!
現在ア・リーグ東地区で1.2位のレッドソックスとヤンキースです。レッドソックスをヤンキースが追う形になっています。そして、この2チームの直接対決4連戦がありました。どうなったでしょうか?
結果は、レッドソックスがヤンキースをスイープししました。レッドソックスの4連勝です。ヤンキースとしてはゲーム差を縮めるために勝ち越したかったですが、それどころか4連敗してしまいました。
① ヤンキースの先発陣の球数
ヤンキースは先発にサバシア、セベリーノ、アダムス、田中を使ってきました。アダムスは仕方ないですが、そのほかの3人が長いイニングを稼げませんでした。内容が悪いわけではないのですが、レッドソックス打線に球数を多く費やしてしまいました。逆に言えばそういう打撃をレッドソックス打線がしていたことになります。これによりヤンキースのリリーフを多く使わせることにも繋がりますし、それがサヨナラ勝ちにも繋がっているのかなと思います。
② 怪我人
ヤンキースは主砲のジャッジとハップを怪我で欠いていました。ジャッジは今シーズンもOPS.9を超えていますし、ハップも3戦目の先発予定で、レッドソックスに強いというデータもありますのでこの2人を欠いたのは痛いかなと思います。
③ レッドソックスの先発陣
ヤンキースはレッドソックス打線をよく抑えていたと思います。問題は、ヤンキースがレッドソックスの投手をほとんど打てなかったことです。ポーセロ、イオバルディにはほぼ手が出ず、プライスにもイニングを稼がれました。ヤンキースの先発とは対照的でした。
④ヤンキースの守備
ヤンキースのセカンドトーレスの守備がちょっと不安定です。また、アンドゥハーも肝心なところでタイムリーエラーを起こすなど、同様に不安定です。若い選手の力は強大ですが、このようなお粗末な守備が続くのはチームにとってストレスになると思います。
1戦目を除いてロースコアゲームが続きましたが、ヤンキース打線が機能停止していたのが主な敗因と思われます。ここからジャッジが復帰して、復帰したばかりのバードらがトップコンディションを取り戻せば、ここから捲るのはちょっときついですがプレーオフで当たった時にこの結果を変えられるかもしれません。ただ、現時点ではレッドソックスがかなり有利です。エースのセベリーノとクローザーのチャップマンを打ち崩したのは大きな自信になると思います。
それでは!