MLB: 後半戦展望⑥NL西地区
こんにちは!
少し後半戦展望の更新が滞っておりました...
今回はNL西地区、いよいよこれで全チームの評価が出ます!
この地区ですが、昨シーズンワールドシリーズまで進んだドジャースが有利と言われていた地区です。それを補強に出たジャイアンツと投手力に定評があるダイヤモンドバックス、強打線のロッキーズが追うという構図が予想されていました。どうなったのか見てみましょう。
前半戦:○
後半戦:↗︎
後半戦のキーマン:ジェーク・ラム
4月までの成績は満点と言えるほど勝ちまくっていました。その原動力はアーチー・ブラッドリーや平野佳寿を中心とするリリーフ陣の躍動です。ただ、5月に入ってから失速傾向にあります。その理由として、先発投手の不調と打線の不振が挙げられます。最近は先発投手陣はロビー・レイの復帰など改善傾向にありますし、打線もポール・ゴールドシュミットも復調傾向で、A.J.ポロックも復帰しました。後半戦はジェーク・ラムら不調の選手の復調と、リリーフ陣がこれまでのような成績を残せるかということについてみていきたいと思います。
予想:地区優勝
前半戦:△
後半戦:→
後半戦のキーマン:チャーリー・ブラックモン
例年、クアーズパークを本拠地とするロッキーズは打撃成績が伸びやすく、投手成績は壊滅しますが、今年もそのようです。エースとして期待されていたジョン・グレイもダメですし、補強したウェイド・デービスとブライアン・ショウもパッとしません。そして、打線も打っているのがノーラン・アレナドとトレバー・ストーリーのみとクアーズの割に打てていません。リードオフマンのチャーリー・ブラックモンにはもう少し打ってほしいです。
予想:プレーオフ圏外
前半戦:×
後半戦:↗︎
後半戦のキーマン:クレイトン・カーショウ
首位独走状態になるだろうと予想されていたドジャースですが、思ったより勝てていません。その理由として、故障者の多さが挙げられます。コリー・シーガーは今シーズン絶望で、クレイトン・カーショウやリッチ・ヒルら投手陣は壊滅状態になりました。そのなかでマット・ケンプの再ブレイクは数少ないポジティブ要素でした。怪我人が戻ってくる後半戦は、予想されていたような強さを発揮すると思いますし、マチャドらをトレードで獲得するとも言われていますので、成績は伸びると思います。
予想:ワイルドカード
サンディエゴ・パドレス
前半戦:△
後半戦:↘︎
後半戦のキーマン:エリック・ホズマー
牧田和久やエリック・ホズマーらを補強しましたが、うまくいっていません。投手陣も特に先発投手の数が足りませんし、打線もウィル・マイヤーズを除いて誰も打てていません。当初からリビルド予定のはずなので、問題はないのですが、あまり期待のできるプロスペクトもいないですし、主力の売却がうまく行かなければ意外と再建の道は険しいかもしれないです。
予想:プレーオフ圏外
前半戦:×
後半戦:↘︎
後半戦のキーマン:マディソン・バムガーナー
オフにエバン・ロンゴリアとアンドリュー・マカッチェンを補強して勝負をかけてきましたが、失敗に終わりそうです。補強した2人も高齢で、バスター・ポージーやブランドン・ベルト、ハンター・ペンスらは良い選手ですがすでにベテランの域にさしかかっています。投手もジョニー・クエトやジェフ・サマージャ、マーク・メランソンなどベテラン選手ばかりです。新戦力もベテランですし、マディソン・バムガーナーが復帰して今シーズン仮にプレーオフに出られたとしてもその先は厳しいですし、プロスペクトもいないので今後も苦しい状況になりそうな予感がします。
予想:プレーオフ圏外
というわけで、ドジャースが足踏みをしているので、この地区は一気に混戦模様を呈してきました。ここから、どの球団が抜け出すのが、主力選手が怪我から帰ってくる球団も多いですし、そのようなところを見ていくと楽しいと思います。それでは!