MLB: 後半戦展望①AL東地区
こんにちは!
MLBではもうシーズンの折り返し地点に来ました。今月にはオールスターもあって、いよいよ勝負の後半戦が始まる季節になりました。ですので、後半戦展望と題してそれぞれの地区について前半戦の戦いぶりと後半戦に向けてどうなるかを見ていきたいと思います!
今回はAL東地区からです。毎年この地区は強豪ぞろいで、プレーオフ争いは加熱する地区なんですけど、今年はどうでしょうか?シーズン前では戦力的にレッドソックスとヤンキースが強いと言われていましたが、どうなったでしょうか?
前半戦:×
後半戦:↘︎
後半戦のキーマン:マニー・マチャド
メジャー屈指の重量打線でプレーオフを目指しましたが、オフに補強したアレックス・コブは防御率6点台と期待はずれ、打線もクリス・デービスがOPS5を切るなど深刻な不振に陥り、ジョナサン・スコープやトレイ・マンシーニも軒並み不振、投手陣も不安定となれば勝てないのも納得してしまいます。唯一気を吐いているマニー・マチャドにはトレードの噂が絶えません。プレーオフは絶望的でしょう。
予想:プレーオフ圏外
前半戦:◎
後半戦:↗︎
後半戦のキーマン:ラファエル・デバース
戦前から評価の高かったレッドソックスですが、今年は特に強いです。クリス・セールらメジャー屈指の先発陣がいて、クローザのクレイグ・キンブレルを筆頭にリリーフも安定しています。打線もMVP級の活躍を続けるムーキー・ベッツや、新戦力のJ.D.マルティネスとミッチ・モアランド、若手のアンドリュー・ベニンテンディらを中心に破壊力抜群です。また、後半戦はダスティン・ペドロイアやドリュー・ポメランツら怪我人も戻ってくるので、さらに厚みを増しそうです。
予想:地区首位
前半戦:◎
後半戦:→
後半戦のキーマン:ゲイリー・サンチェス
オフにトレードでジャンカルロ・スタントンを補強したことで、歴史に残るほどの重量打線が完成しました。もともと評価の高かった投手陣ですが、アロルディス・チャップマンやチャド・グリーンらを揃えた救援陣は期待通りでおそらくNo.1の活躍を見せています。ただ、先発陣はサイ・ヤング賞候補のルイス・セベリーノ、ベテランのCC・サバシア以外は安定感に欠けるため、補強がありそうです。打線は、新人コンビのグレイバー・トーレスとミゲル・アンドゥハーが躍動し、もちろんアーロン・ジャッジらも、実力通りの活躍を見せています。不安要素としては、ゲイリー・サンチェスの打撃の状態が上がらないことと、若いチームなので終盤戦に入っても調子を維持できるか、この2点です。
予想:ワイルドカード
前半戦展望:○
後半戦展望:↘︎
後半戦のキーマン:ブレイク・スネル
もともとレイズは再建が続くとみられていましたが、ここまでは大健闘だと思います。しかし、やはりプレーオフ進出は厳しそうです。ただ、今年ブレイクしかけている先発のブレイク・スネルやホセ・アルバード、ジェイク・バウアーといった若くて良い選手が多いため、レイズの未来は明るいと思います。開幕前にチームのアイコンであったエバン・ロンゴリアやクローザーのアレックス・コローメを放出したように、今期は売り手に回るため、クリス・アーチャーやウィルソン・ラモス、ケビン・キアマイヤーら中堅、ベテランの放出は十分に考えられるでしょう。
予想:プレーオフ圏外
前半戦:△
後半戦:↘︎
後半戦のキーマン:マーカス・ストローマン
ジェイズは戦前の評価は厳しく、プロスペクトもそこまでいないという状況でよくやっているとは思いますが、プレーオフは無理でしょう。打線の核となるべきジョシュ・ドナルドソンもそこまで(去年売っておけばよかったのに)で、そもそもラインナップがJ.A. ハップやマルコ・エルトラダ、ラッセル・マーティン、カーティス・グランダーソン、ケンドリス・モラレスらというのは単純に高齢化が進みすぎです。その中で活躍しなければならない若手のマーカス・ストローマンは防御率6点オーバー、ロベルト・オスーナはDV(何やってんだ…)と状況は悪化する一方です。ジェイズは売り手に回ってドナルドソンらを放出し、早急に再建に回るべきだと思います。
予想:プレーオフ圏外
以上が激戦のAL東地区の評価です。ちょっとヤンキースとレッドソックスが飛び抜けて強すぎて、ほかの3球団にとってはかわいそうな状況です。おそらく、ヤンキースとレッドソックスはどちらもワールドシリーズにいけるだけの戦力は有していますし、トレードによる補強もあるでしょう。それでは!