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スポーツに関する話題

MLB: トレードデッドラインと各球団の動き

こんにちは!

 

MLBではついにトレードデッドラインを迎え、ここからシーズンの佳境に入っていきます。ウェーバーを使うことで、8/31までの補強はこれからも起こり得ますが、トレードが頻発することは今後ないと言えるでしょう。

 

それでは、補強を行った各球団についてみていきたいと思います。

 

ボストン・レッドソックス
加入:ネイサン・イオバルディ、イアン・キンズラー

7割近い勝率で地区首位を走るレッドソックスですが、補強に余念がありません。先発投手の一角として今年復活の兆しを見せたイオバルディと、ペドロイアが故障離脱しているセカンドにベテランのキンズラーを補強しました。比較的小粒なトレードですが、レッドソックスは怪我人が出ない限り特にウィークポイントといえるところもないので、的確な補強を敢行できたと思います。

 

ニューヨーク・ヤンキース
加入:J.A.ハップ、ザック・ブリットン、ランス・リン

ヤンキースは主砲のジャッジが故障したため、ここからレッドソックスを追い抜くのはかなり厳しいと思います。しかし、ワイルドカード争いでは大きく差をつけての1位なので、プレーオフの舞台には出て来るでしょう。頭数の足りなかった先発陣にベテランのハップを入れ、リリーフとして実力者のブリットンとリンを補強しました。リンは先発の経験の方が多いので、今後の活躍次第ではローテーションもありそうです。投手に関しては何人いても困らないので、いい補強です。欲をいえば内野のユーティリティが欲しかったところです。

 

クリーブランド・インディアンズ
加入:ブラッド・ハンド、アダム・シンバー、レオニス・マーティン

ハンドとシンバーという2人の救援投手と経験豊富なマーティンを補強しました。インディアンズはクローザーのアレンが不調で、ミラーも故障とリリーフにかなり苦労していました。この2人の獲得は確実にプラスに働くと思います。外野手もネークインなど故障者が多く、期待されていたジマーも今ひとつなので、守備力の高いマーティンは保険的な意味合いもあると思います。

 

ヒューストン・アストロズ
加入:マルティンマルドナード、ライアン・プレスリー、ロベルト・オスーナ

トップクラスの選手層を誇りますが、マキャン離脱の穴埋め要員としてマルドナードと、プレスリーとオスーナというリリーフの選手を獲得しました。マルドナードは昨年ゴールドグラブの実績がありますし、プレスリーは三振を奪う能力が高くリリーフ陣に厚みをもたらすでしょう。オスーナは今DVで出場停止ですが、健康であればリーグ屈指のクローザーなので前任者のジャイルズより活躍できるでしょう。

 

オークランド・アスレチックス
加入:ジェウリス・ファミリア

マリナーズを猛追し、激しいワイルドカード争いをしているアスレチックスは、メッツの経験豊富なクローザーのファミリアを補強しました。アスレチックスのリリーフ陣はとても優秀で、特に勝ち継投のトリビーノとトレイネンは抜群の安定感です。そこにファミリアが加わったのでアスレチックスの先発投手はすごく楽になると思います。

 

シアトル・マリナーズ
加入:アダム・ウォーレン、ザック・デューク、キャメロン・メイビン

プレーオフ出場に向けて邁進するマリナーズもベテランリリーフのウォーレンとデューク、そして同じくベテランの外野手メイビンを補強しました。ただ、かなり小粒な補強となってしまい、プレーオフに向けてよい先発投手がもう一枚欲しかったなーと思います。


フィラデルフィア・フィリーズ
加入:アズドルバル・カブレラ、ウィルソン・ラモス、アーロン・ループ

よい補強をしたと評価できると思います。カブレラとラモスはベテランですが、どちらも強打でフィリーズの補強ポイントに当てはまりますし、ループも良いリリーフです。フィリーズも今年のプレーオフに向けていよいよ勝負をかけてきました。また、若手も多いので、今後も有益なトレードになるでしょう。

 

アトランタ・ブレーブス
加入:ジョニー・ベンタース、ブラッド・ブラック、アダム・デュバル、ケビン・ゴーズマン、ダレン・オデイ

MLB最多の5人の選手を補強しました。オリオールズから多くの選手を獲得しました。特に弱点であったリリーフ陣の補強ができました。中でもブラックはオールスター経験もあるのでかなり期待できます。デュバルは打率出塁率こそ低いですが、長打力もありますし、守備もいいので期待できると思います。

 

シカゴ・カブス
加入:コール・ハメルズ、ジェシーチャベス、ブランドン・キンツラー

故障者の多かった先発投手の穴埋めとしてハメルズ、あとチャベスとキンツラーという2人のリリーフを加えました。ハメルズは全盛期ほどの力はありませんが、モチベーションが上がってどこまでやれるでしょうか。 

 

ミルウォーキー・ブリュワーズ
加入:マイク・ムスタカス、ホアキム・ソリア、ジョナサン・スコープ

大型補強を行い勝負に出てきました。ムスカタスもスコープもフリースインガーですが長打力があります。ソリアも経験豊富なリリーフです。ムスタカスとスコープの加入によって内野に結構なコンバートが施されているので、そこが不安要素ではあります。

 

ピッツバーグ・パイレーツ
加入:クリス・アーチャー、ケーオン・ケラ

トレード市場の目玉の1人であったアーチャーをパイレーツがとったのは意外でした。パイレーツは今年はコールやマカッチェンらを放出してリビルドに当てていると言われていましたが、予想外の健闘によってアーチャーとケラを獲得するに至りました。今年プレーオフに出られるかはわかりませんが、来年以降にもつながる補強になったと思います。

 

ロサンゼルス・ドジャース
加入:マニー・マチャド、ブランドン・ドージャー、ジョン・アックスフォード

トレード市場の目玉の1人であったマチャドをドジャースがとりました。ドジャース内野手の選手層は加入前でもトップクラスでしたが、マチャド獲得によって盤石なものとなりました。今年は不調のドージャーですが、本来のコンディションを取り戻せばフォーサイス以上の打撃を見せられると思います。

 

アリゾナ・ダイヤモンドバックス
加入:エデュアルド・エスコバー、マット・アンドリース、ブラッド・ジーグラー、ジェイク・ディークマン

今年の躍進に向けて意気込むダイヤモンドバックスは、今年好調のエスコバーと、多くのリリーフ選手をとりました。エスコバーはアーメドより打撃で優れますし、リリーフ陣が登板過多気味だったので多くのリリーフを入れたことはとてもプラスになると思います。同地区のドジャースの大型補強に一矢報いたいところです。

 

コロラド・ロッキーズ
加入:オ・スンファン

終わってみれば救援の呉昇桓のみの補強でした。できれば先発投手が欲しかったところですので、補強をした同地区のドジャースダイヤモンドバックスに離されてしまうかもしれません。

 

以上が今年のトレードデッドラインまでの主な補強です。さまざまな思惑が交錯していて面白いですね!それでは!

MLB: ここまでのトレードまとめ

こんにちは!

お久しぶりです、、、

 

さて、MLBではオールスターが終わりいよいよここからプレーオフ争いが過熱してきます!!!

 

ア・リーグは結構出揃った感はありますが、ナ・リーグは全く読めません。どのチームが進出してもおかしくないでしょう。

 

そして、駆け込みトレードが頻発してきました。プレーオフを目指すチーム、ワールドシリーズを目指すチームが下位チームから主力を買い取ります。ここまでのトレードについて振り返ってみたいと思います。

 

1.マニー・マチャド(→ドジャース

オリオールズで孤軍奮闘していたマニー・マチャドにはトレードの噂が絶えませんでしたが、ついにドジャースへのトレードが決定しました。正ショートのコリー・シーガーが今季絶望で、その後釜としての補強となりました。ただでさえ厚いドジャースの選手層がさらに強化されたトレードです。マチャドは今シーズン限りで契約が切れ、ドジャースは三遊間に人材が豊富なこともあり、ドジャースとの再契約は微妙そうです。

 

2.ブラッド・ハンド(→インディアンズ)

パドレスの守護神ハンドがブルペン強化を望むインディアンズにトレードされました。パドレスは今年のプレーオフ進出は絶望的です。インディアンズとしてはNo.1プロスペクトであるフランシスコ・メヒアを放出したので、今年のワールドシリーズ制覇に向けて並々ならぬ決意が感じられます。コーディ・アレンが不安定なので、クローザーへの昇格も考えられます。

 

3.ジェウリス・ファミリア(→アスレチックス)

マリナーズヤンキースらと熾烈なワイルドカード争いをしているアスレチックスが、メッツのクローザーのファミリアを補強しました。アスレチックスはクローザーのトレイネンをはじめとしたリリーフ陣がリーグ屈指の強さを誇りますが、ファミリアの加入はブルペンの厚みがさらに増すでしょう。

 

4.ザック・ブリットン(→ヤンキース

オリオールズがマチャドに続いてクローザーのブリットンをヤンキースにトレードしました。ヤンキースブルペン陣はMLBトップクラスですが、唯一文句をつけるとすれば左腕が少なかったことなので、そこをしっかり補強してきました。ブリットンは故障明けで絶好調ではないですが、2016年の姿に復活したらヤンキースのリリーフはとんでもなく強化されるでしょう。

 

5.ネイサン・イオバルディ(→レッドソックス

今年レイズでプチ復活を遂げたイオバルディがレッドソックスにトレードされました。レッドソックスとしては、セール、ポーセロ、ロドリゲス、プライス、ポメランツと先発ローテーションが決まっているので、怪我人対策と谷間の先発要員としての獲得でしょう。

 

6.マット・アンドリース(→ダイヤモンドバックス

またしてもレイズから中継ぎのアンドリースがトレードされました。今年の防御率4点台と、勝ちパターンを任せられる安定感はありませんが、疲れの見えるダイヤモンドバックスブルペンの疲労を軽減する役割として獲得しました。

 

7.オ・スンファン(→ロッキーズ

日本でも活躍した呉昇桓がブルージェイズからロッキーズにトレードされました。比較的丈夫な中継ぎ投手ですし、中継ぎがほぼ壊滅的なロッキーズブルペンを救う存在として期待したいです。ロッキーズプレーオフを戦う上で投手の数が足りなかったので、補強しました。

 

8.J.A.ハップ(→ヤンキース

オールスター投手のハップがブルージェイズからヤンキースにトレードされました。現時点でヤンキースの先発で計算できるのがセベリーノだけという状況だったので、非常に良いトレードだと思います。獲得が噂されていたデグロムに比べると少し落ちますが、ベテランでプレーオフ経験もあるので、期待できそうです。

 

9.ホアキン・ソリア(→ブルワーズ)

中継ぎのソリアがホワイトソックスからブルワーズにトレードされました。ブルワーズは今年プレーオフを狙える位置につけていますし、ネーベルやヘイダーなどブルペンは比較的よいので、さらに厚みが増しました。

 

10.マルティンマルドナード(→アストロズ

エンゼルスが正捕手のマルドナードを連覇を狙うアストロズにトレードしました。これでエンゼルスは実質的に今年のプレーオフ出場は諦めた形になります。アストロズはマキャン、ギャティスというキャッチャーがいますが、マキャンは怪我がちでギャティスは守備に不安があるので、ゴールドグラブのマルドナードを入れることで数少ない補強ポイントをしっかり補強してきました。

 

ここまでが主なトレードです。チーム同士の様々な思惑があって、それぞれの利害を計算しながらトレードは行われます。まだトレード期限まで時間はあるので、もしかしたらびっくりするような大型トレードもあるかもしれません。それでは!

 

MLB: 後半戦展望⑥NL西地区

こんにちは!

 

少し後半戦展望の更新が滞っておりました...

 

今回はNL西地区、いよいよこれで全チームの評価が出ます!

この地区ですが、昨シーズンワールドシリーズまで進んだドジャースが有利と言われていた地区です。それを補強に出たジャイアンツと投手力に定評があるダイヤモンドバックス、強打線のロッキーズが追うという構図が予想されていました。どうなったのか見てみましょう。

 

アリゾナ・ダイアモンドバックス

前半戦:○

後半戦:↗︎

後半戦のキーマン:ジェーク・ラム

4月までの成績は満点と言えるほど勝ちまくっていました。その原動力はアーチー・ブラッドリー平野佳寿を中心とするリリーフ陣の躍動です。ただ、5月に入ってから失速傾向にあります。その理由として、先発投手の不調と打線の不振が挙げられます。最近は先発投手陣はロビー・レイの復帰など改善傾向にありますし、打線もポール・ゴールドシュミットも復調傾向で、A.J.ポロックも復帰しました。後半戦はジェーク・ラムら不調の選手の復調と、リリーフ陣がこれまでのような成績を残せるかということについてみていきたいと思います。

 

予想:地区優勝

 

コロラド・ロッキーズ

前半戦:△

後半戦:→

後半戦のキーマン:チャーリー・ブラックモン

例年、クアーズパークを本拠地とするロッキーズは打撃成績が伸びやすく、投手成績は壊滅しますが、今年もそのようです。エースとして期待されていたジョン・グレイもダメですし、補強したウェイド・デービスブライアン・ショウもパッとしません。そして、打線も打っているのがノーラン・アレナドトレバー・ストーリーのみとクアーズの割に打てていません。リードオフマンチャーリー・ブラックモンにはもう少し打ってほしいです。

 

予想:プレーオフ圏外

 

ロサンゼルス・ドジャース

前半戦:×

後半戦:↗︎

後半戦のキーマン:クレイトン・カーショウ

首位独走状態になるだろうと予想されていたドジャースですが、思ったより勝てていません。その理由として、故障者の多さが挙げられます。コリー・シーガーは今シーズン絶望で、クレイトン・カーショウリッチ・ヒルら投手陣は壊滅状態になりました。そのなかでマット・ケンプの再ブレイクは数少ないポジティブ要素でした。怪我人が戻ってくる後半戦は、予想されていたような強さを発揮すると思いますし、マチャドらをトレードで獲得するとも言われていますので、成績は伸びると思います。

 

予想:ワイルドカード

 

サンディエゴ・パドレス

前半戦:△

後半戦:↘︎

後半戦のキーマン:エリック・ホズマー

牧田和久エリック・ホズマーらを補強しましたが、うまくいっていません。投手陣も特に先発投手の数が足りませんし、打線もウィル・マイヤーズを除いて誰も打てていません。当初からリビルド予定のはずなので、問題はないのですが、あまり期待のできるプロスペクトもいないですし、主力の売却がうまく行かなければ意外と再建の道は険しいかもしれないです。

 

予想:プレーオフ圏外

 

サンフランシスコ・ジャイアンツ

前半戦:×

後半戦:↘︎

後半戦のキーマン:マディソン・バムガーナー

オフにエバン・ロンゴリアアンドリュー・マカッチェンを補強して勝負をかけてきましたが、失敗に終わりそうです。補強した2人も高齢で、バスター・ポージーブランドン・ベルトハンター・ペンスらは良い選手ですがすでにベテランの域にさしかかっています。投手もジョニー・クエトジェフ・サマージャ、マーク・メランソンなどベテラン選手ばかりです。新戦力もベテランですし、マディソン・バムガーナーが復帰して今シーズン仮にプレーオフに出られたとしてもその先は厳しいですし、プロスペクトもいないので今後も苦しい状況になりそうな予感がします。

 

予想:プレーオフ圏外

 

というわけで、ドジャースが足踏みをしているので、この地区は一気に混戦模様を呈してきました。ここから、どの球団が抜け出すのが、主力選手が怪我から帰ってくる球団も多いですし、そのようなところを見ていくと楽しいと思います。それでは!

 

スポーツマンシップとは何か?

 

こんにちは!

 

W杯、日本は惜しくも敗退してしまいましたが、いよいよ決勝のチームが出揃いました!

フランス対クロアチアとなっています。ロシアW杯、果たしてどちらが制するのでしょうか。

 

そのW杯の準決勝、フランス対ベルギー戦で、少し話題となったシーンがありました。

http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33506450

 

これは、試合終了間際、1-0で勝っていたフランスのムバッペが故意にボールを渡さないでベルギーの攻撃の時間を潰した、というものでした。

この行為に対して、世間は批判的な声が強いです。それは、すぐボールを渡さないでプレーと関係ないところで時間をかけたから、それはスポーツマンシップに反している、というものが多いです。

 

ただ、ムバッペはフランスが勝つために最善の努力をしたにすぎないのかもしれません。残りの試合が決勝しかない以上、この試合でイエローをもらってもどうでもいいですし、フランスとしては1-0で余裕がないわけですから、勝利の手段の一つとして遅延行為を選んだ、いわば勝ちに一番近い手段を取ったとも言えるわけです。そして、勝つために最善の努力をするというのもまたスポーツマンシップに則った行為であると言えます。

 

似たようなことがW杯であったのを覚えているでしょうか。日本人の方ならご存知かと思いますが、グループリーグ第3戦で日本は負けているにもかかわらず時間稼ぎをしたということがありました。この時も世間の意見は2分されました。勝っているならまだしも、負けているのに時間稼ぎ、しかもその結果はまだ決まっていない他球場での結果に左右されるものであったので、最後まで攻めることこそスポーツマンシップに則っている、という意見と、日本としてはなんとしてでもグループリーグ突破したい状況、つまりグループリーグ突破できる結末が日本にとっての勝利であるという状況で、もし攻めてカウンターを食らうリスク(現に日本は得点は愚かカードすらもらえない状況であった)を考えたら自陣でボールをキープすることが勝つための最善の努力である、それこそがスポーツマンシップに則っているんだ、という意見です。

 

今回はW杯の例をあげましたが、野球でいったら松井秀喜五打席連続敬遠など、他のスポーツでも必ず似たような例があります。

要は負けても正々堂々と戦おう組VS勝つためなら何してもいい(ルール内)組の戦いであるわけです。

 

ネットが普及して、僕みたいな一般人でもこうして意見を発信できる世の中で、どうやってスポーツマンシップを解釈するべきなのか、考えてみたいなと思います。

 

スポーツマンシップってなんだ

スポーツマンシップという言葉を繰り返してきましたが、果たしてなんなんでしょうか。調べてみたので乗っけてみます。

マチュアスポーツマンが必ず身につけていなければならないとされる競技精神。フェアプレーの精神と同義で,「公明正大に,全力を尽くす」ことであり,結果的に「負け」ても可とされているが,あくまでも「勝とう」とする努力の精神をさす。競技する相手,審判,競技規則への敬意と尊敬の念はスポーツする者にとって最も大切と考える理想主義がこれを支えている。(ブリタニカ)

はい、というわけで、公明正大である(戦おう組の意見)と勝とうという努力(何してもいい組の意見)両方ともスポーツマンシップと言えるんですね。でも、現実としてその2つの意見は共存しえますが、対立しますよね。まあ簡単にいうと自分がこの二つの選択肢を提示された時、どっちを選ぶか。当事者になった時の決断ってすごい厳しいものがあると思います。

 

僕はずっとスポーツをやってきた人間なので、何してもいい組です。もちろん公明正大にプレーをするのは大切ですが、やはり最後にモノを言うのは結果、というやつです。だから、僕は日本がボール回しをしたのは仕方ない、むしろよくやったという意見を持っていました。ただ、ムバッペのシーンを見た時、これはずるいじゃないか、ちゃんと戦えよ!と戦おう組になってしまいました。この2つの例の線引きって、できますか?もちろんどちらの例もルールに従って動いています。

 

スポーツマンシップってなんでしょうか。僕の中でその答えはまだ出ませんでした。僕もそうですし、割と多くの人が状況によって何してもいい組にも戦おう組にもなっていると思います。その線引きの基準こそ、人々にとってのスポーツマンシップで、その形は色々ありうるのかなと思います。僕でいったら、日本代表はよくやった!となってムバッペはずるい!となる線引きの基準があるんでしょう、それがスポーツマンシップであると思います。

 

ただ、やはりスポーツマンシップって正々堂々とやることだと思います。そして、その基準は人によって違う。日本代表の中にも消化不良の選手もいました。その選手にとって、こないだの件は自分の中のスポーツマンシップに反していたのかな、と思います。ムバッペもそうだと思います。彼があれをどういう気持ちでやったのか、わからないですが彼の中にはやりきった!という気持ち後ろめたい気持ちのどちらかが残っていると思います。そしてそれが後ろめたかったら、それこそスポーツマンシップに反している、と言えるのではないでしょうか。選手当事者の中でスポーツマンシップという精神が形成されている、つまり、スポーツマンシップを盾に試合内容を批判してはいけない、特に外野から見ている僕たちがその選手のスポーツマンシップを批判できることはないのかなと思います。

 

スポーツマンシップに関する解釈は今後も考えて見たいと思います。それでは!

 

 

 

 

 

NBA: スパーズ王朝の終焉と未来

こんにちは!

今回はNBAのチーム

サンオントニオ・スパーズ

について書きたいなと思います。

 

最初に質問です。サンオントニオってどこにあるか知ってますか?そもそも北米4大スポーツでサンアントニオを本拠地としてるチームってスパーズだけなんですよね。

 

だから、NBAファン以外の方は知らない方が多いと思います。

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サンアントニオってここら辺です。テキサス州ですね。

で、なんで今回スパーズについて書こうかと思ったか。レイカーズではなく。

それはですね、トニー・パーカーの移籍というニュースが飛び込んできたからです。

 

自分がNBAを見始めたきっかけっていうのはいってしまうとコービーなんですけど、一番最初に見たファイナルが2012-2013シーズンのマイアミ・ヒートサンアントニオ・スパーズなんです。正直よくルールもわかってなかったんですけど、特にあの

レイアレンの同点3ポイント

とか(ブロックされたスプリッターとか)鮮明に思い出せますし、まあ思い出深いものって思ってもらえればいいなと思います。

 

で、そのときは今みたいにレイカーズファンというわけではなかった(強いて言うなら好きぐらいで)何となく

レブロンがスーパーチームを作っちゃった

みたいな風潮に乗っかって何となくスパーズを応援してたんですね、、、

 

だから、初めて応援したチームがスパーズ、ということになっちゃうんです。

 

スパーズ

という言葉を聞いてみなさんは何を思うでしょう?NBAファンの方ならご存知かと思うんですが、スパーズってすっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっごく強いんですよ。どれくらい強いかっていうと、っの数だけ連続プレーオフ進出を決めてくらい。何でこんな強いのかっていうと、ここで出てくるキーワードがBIG3

というワードです。

 

現代のNBAでは強いチームっていうのはスーパースターが3人必要だって言われていて、それをBIG3って言います。セルティックスのアレン、KG、ピアース、ヒートのレブロン、ウェイド、ボッシュなど、優勝したチームって3人のスーパースターからなることが多いんです。スパーズも例外ではなくて、スパーズのBIG3

ティム・ダンカン、マヌ・ジノビリ、そしてトニー・パーカー

なんです。

 

そして、今回のパーカーの移籍によってこのスパーズBIG3全員いなくなってしまう可能性が高いんです。

 

スパーズの強さって色々言われているんですけど、スカウトの良さ(スパーズは下位指名のルーキーやドラフト外の選手の発掘がうまいです)やポポビッチという名コーチとか色々言われていますが、やっぱりBIG3という核があったからだと思うんですよね。そりゃ全盛期に比べたら衰えてましたよ。でも、どれだけ移籍が活発化してもスパーズにはBIG3がいた。その安心感があったんです。

 

今後、スパーズは強豪ではなくなると言われています。というのは、ポポビッチがもう年齢的にきつい、レナードがフロントと喧嘩して移籍希望を出している、という風に主力選手、コーチがいなくなる確率が非常に高いからです。通常、どんなチームでも強い時期のあと弱い時期もあって、でまた強くなってっていうサイクルがあり、スパーズみたいに20年以上にわたって強豪なのって極めて稀なんですよ。

 

ただ、今シーズン、おそらんスパーズはプレーオフを逃し、王朝は幕を閉じるでしょう。ここからがとても重要です。パーカーが移籍すると思ってた人って誰もいないと思うんですよ。それほどパーカーはスパーズなんですよ。仮に彼が残っていても彼の望むような役割はスパーズにはなかったかもしれませんが、僕はパーカーはスパーズで引退してほしかったし、スパーズもそれを望んでいたはずです。

 

長年のアイコンとしてのトニー・パーカーを(引退ではなく移籍で)失ったのはなぜか。スパーズってこの強かった時期は大物FA選手を取らないチームだった思います。でも、最近はオルドリッチを獲得したりデュラント獲得レースに参戦したりと悪い意味でスパーズらしさってなくなってる気がしてて。で、今回パーカーの移籍。パーカーの移籍はスパーズというチームのカラーを変えてしまうくらい、それくらいのダメージがあるんじゃないかなと思います。

 

現代のNBAの風潮としてどことか誰とかは言わないですけど73勝チームに入ってドヤ顔で減俸してる人とか、ミッドレベルで入った人とかやっぱりスーパースターと言われる選手を集めるチームが多いと思うんです。 その中で自前の選手と決してスーパースターと言えないようなロールプレイヤー達でスーパースターを負かしていたスパーズってすごくリスペクトできるチームだと思ってました。例えば、僕はレイカーズファンで、もちろんレブロンが来てくれたことは嬉しいけど、やっぱりレブロンクリーブランドでキャリアを終えて欲しかったというのが本音です(でもやっぱり嬉しいんですが)。

 

パーカーの移籍はスパーズのこのチームカラー、若干壊れてかけていたけれどこれを完全に壊してしまうかもしれない。当然来シーズンも何事もなかったかのように勝って暗黒期が来ないオチもあるとは思いますが(レナードとポポの通謀説も捨てきれないと思ってます笑)。

でも、なんかただの一選手の移籍よりもすごく悲しくなったし、なんかかってにスパーズに振られたみたいな気分になってしまったんです。パーカーはスパーズだから。辛いです。

 

スパーズには、マレーやホワイト、バータンズら才能溢れる若手がいます。ぜひ、彼らを中心として、スパーズらしさを持った、スパーズというチームを取り戻してほしい、そしてそのチームにパーカーは帰って来てほしいと心から願ってますし、でも移籍してしまったパーカーの活躍も心から願っています。怪我だけはしないでください。

 

それでは。

 

 

 

MLB: 後半戦展望⑤NL中地区

こんにちは!

 

NBAサマーリーグに挑戦中の渡邊雄太ですが、凄く良い活躍を見せていますね!今日の試合も14点を取っています!是非NBAの舞台に立ってほしいものです。

 

それでは、次にNL中地区行ってみたいと思います。大型補強をしたブリュワーズと、2年前のワールドチャンピオンのカブス、古豪カージナルスの3強とみられていましたが、どうなったでしょうか?それでは見ていきたいと思います。

 

シカゴ・カブス

前半戦:△

後半戦:↗︎

後半戦のキーマン:アディソン・ラッセ

オフにダルビッシュ有ブランドン・モローを補強し今シーズンに臨んだカブスダルビッシュはここまで思い通りの活躍ができていませんが、ジョン・レスターホセ・キンタナら先発陣とモロー、ペドロ・ストロップなどリリーフ陣もかなり層は厚いです。打線もアンソニー・リゾもようやく調子を上げて来た感がありますし、クリス・ブライアントカイル・シュワバーらも例年通りの打棒を見せています。若手の成長も著しく、特にハビアー・バエズの打撃面での成長は目覚ましいです。順当に行けば地区首位は固いのではないでしょうか。

 

予想:地区優勝

 

シンシナティ・レッズ

前半戦:△

後半戦:→

後半戦のキーマン:マット・ハービー

苦戦が予想されていたレッズ。その予想通り開幕前の低評価ほどではないですが思うように勝ち星を伸ばせません。ジョーイ・ボットスクーター・ジェネットエウヘニオ・スアレスといった屈指の強打者がいて、タッカー・バーンハートというゴールドグラブ賞捕手がいても勝てないのは投手力が弱すぎるから。メッツから自由契約となったところを獲得したマット・ハービーや若手のルイス・カスティーヨに期待したいです。

 

予想:プレーオフ圏外

 

ミルウォーキー・ブリュワーズ

前半戦:◎

後半戦:→

後半戦のキーマン:コリー・ネーベル

FAでロレンゾ・ケイン、トレードでクリスティアン・イエリッチを獲得し、勝負をかけてきたシーズンですが、新戦力が期待通りの活躍を見せ、地区首位を狙える位置につけています。前述の2人以外にもトラビス・ショウエリック・テームズヘスス・アギラルといったバッターがいるため、打線に厚みが出ています。ジュニオール・ゲラチェイス・アンダーソンといった優秀なイニングイーターとジョシュ・ヘイダーらリリーフが支える投手陣もそこそこのクオリティだと思います。怪我から復帰したコリー・ネーベルの状態が戻れば、かなり躍進するのではないでしょうか。トレードによる補強も十分に考えられます。

 

予想:ワイルドカード

 

ピッツバーグ・パイレーツ

前半戦:△

後半戦:↘︎

後半戦のキーマン:ジョシュ・ベル

開幕前にゲリット・コール、アンドリュー・マカッチェンを放出し、再建に進みだしたパイレーツですが、ここまで予想通り苦戦が続いています。投手陣は安定しませんが、コリー・ディッカーソン、スターリング・マルテ、グレゴリー・ポランコで組む外野陣は例年通り良い活躍を見せています。ただ、去年の新人王候補の1人、ジョシュ・ベルの状態がよくないので、気になります。ここからトレードで選手を売却するのか、見ていきたいと思います。

 

予想:プレーオフ圏外

 

セントルイス・カージナルス

前半戦:○

後半戦:↗︎

後半戦のキーマン:トミー・ファム

マーセル・オスーナグレッグ・ホランドマイルズ・マイコラスなど地味ながら確実な補強を続けるカージナルスホランドは壊滅的ですが、オスーナとマイコラスは重要な戦力になっています。ヤディヤー・モリーマット・カーペンターカルロス・マルティネスといった実力者もいますし、ポール・デヨングジョーダン・ヒックスといった若手の突き上げも著しいです。現在の順位はプレーオフ圏外ですが、不調のトミー・ファムデクスター・ファウラーの調子が戻れば、地区優勝も狙えるほどの戦力を有していると思います。

 

予想:ワイルドカード

 

以上がNL中地区の評価です。開幕前の評判通り3強の争いとなっていますので、終盤にかけての直接対決はかなり重要なものになります。個人的にはカブス投手力が他のチームに比べて際立っているので、そこが差として出てくるのかなと思います。それでは!

 

MLB: 後半戦展望④NL東地区

こんにちは!

 

MLBのオールスターのメンバーが発表されました!今年はワシントンでのオールスターで、とても豪華なメンバーが揃いましたね!ただ、日本人で選ばれる可能性のあった平野佳寿が選外なのが悲しいです。

 

今回はNLの東地区を見ていきたいと思います。開幕前に補強をしたチームが結構ありましたが、ナショナルズが有利であると言われていた地区です。それでは、見ていきたいと思います。

 

アトランタ・ブレーブス

前半戦:○

後半戦:→

後半戦のキーマン:ダンスビー・スワンソン

ブレーブスは、特に目立った補強をしませんでした。プロスペクトが多くいるので彼らの成長が一番の補強であるというタイプのチームです。そして、今シーズンはリビルドを終え、いよいよプレーオフに進出できそうな感があります。覚醒したマイク・フォルテネービッチやエースのフリオ・テヘラン、クローザーのアローディス・ビスカイーノらの若い投手陣が安定して試合を作っていますし、打線もフレディ・フリーマンだけでなく、ジー・オルビースニック・マーケイケスらも打ってます。ロナルド・アクーニャJr.の怪我は非常に残念でしたが、若手が多くみていてとても面白いチームだと思います。不安要素は、若いチームの弊害である経験不足です。

 

予想:ワイルドカード

 

マイアミ・マーリンズ

前半戦:△

後半戦:↘︎

後半戦のキーマン:J.T.リアルミュート

オフに最強外野手トリオを全員解体し、主力を次々と売った結果、開幕前の評価はメジャーレベルでない、など散々なものでした。地区最下位濃厚ではあるのですが、意外と勝っているなというのが正直なところです。もともと層の薄い投手陣でしたが、昨シーズン14勝のホセ・ウレナや、リリーフのカイル・バラクローなど、少ないですがポジティブな要素もできました。打線ではJ.T.リアルミュートジャスティン・ボーアの奮闘が目立ちます。シーズン中の彼らの放出はあるのでしょうか。

 

予想:プレーオフ圏外

 

ニューヨーク・メッツ

前半戦:×

後半戦:↘︎

後半戦のキーマン:ブランドン・ニモ

ジェイコブ・デグロムノア・シンダーガードなど質の高い先発陣を揃えていて、投手力はメジャー屈指でしょう。ただ、昨シーズンよかったポール・セワルドの乱調などリリーフが安定しません。打線でもオフに補強したトッド・フレイジャージェイ・ブルースはダメで、破壊力不足は否めません。デグロムがトレードで自身の放出を願ったとの報道もされています。そんな中ニュースターとして出現したブランドン・ニモの活躍はメッツの数少ないポジディブな点だと思います。

 

予想:プレーオフ圏外

 

フィラデルフィア・フィリーズ

前半戦:◎

後半戦:↘︎

後半戦のキーマン:カルロス・サンタナ

オフにFAの目玉の1人であったジェーク・アリエッタカルロス・サンタナを補強し、勝負をかけてきました。ここまでの戦いは十分合格点をあげられると思います。アーロン・ノラはエースとして流石の内容ですし、打線もシーザー・ヘルナンデスリース・ホスキンスオデュベル・ヘレーラらが開幕後打ちまくっていたので破壊力がありました。が、プレーオフを戦う上でヘレーラとホスキンスの調子が落ちていることや、投手陣の層が薄いため、これらを改善していきたいところです。経験のあるサンタナに期待したいと思います。

 

予想:ワイルドカード

 

ワシントン・ナショナルズ

前半戦:×

後半戦:↗︎

後半戦のキーマン:ダニエル・マーフィー

開幕前は多くの人がナショナルズが地区首位を走るだろう、と予想していました。しかし、前半戦は故障者が多すぎて、思うように勝てませんでした。マックス・シャーザーショーン・ドゥーリトル、トレードで加入したケルビン・ヘレーラらの投手陣はさすがの安定感を誇っています。打線ではブライス・ハーパーが不調ですが、新星ファン・ソトが出てきましたし、アンソニー・レンドーンダニエル・マーフィーら主軸も続々と復帰して来ています。前半戦の出来は悪かったですが、トレードの可能性も含めて、ナッツの後半戦の展望は明るいかなと思います。

 

予想:地区優勝

 

以上がNL東地区の評価です。戦力のあるチームが多く、後半戦の予想が少し難しいですが、ナショナルズがここから巻き返して来るのではないでしょうか。それでは!